第13回 砂漠植林ボランティアに参加して
> 私の参加動機は、最近の天気図を見ていると四季を通じて大陸から偏西風に乗って日本の方に気流が流れており、特に、春の黄砂は私の鼻アレルギーを惹き起こし難渋しております。また、気流に乗った種々の原因物質が目に見えない形で日本の環境にも影響を与えているようです。そんな状況を見ながら、さて前回自分達が植えた松や楡の木はその後どうなったのだろうか! と気になりだしました。気にしてもやらなければ何も変化しないので今回の計画に参加して、生育の確認と併せて植林をしようと思った次第です。
植林の1日目は前回と同地域で雑草がかなり生えており、菊池会長のお話だと、この位の生え具合になってから木を植えると大変育ちやすいとのこと、また植え方は試行錯誤の末、直径1m、深さ50cm、更に中央に径20cm深さ30cmくらいの穴を掘り、そこにポット苗を入れ、バケツ一杯の水をかけ、濡れ砂で埋め一本の植樹を終了させる。 前回参加時の松や楡は、生きているものはそれなりに元気に育っておりとても嬉しかったが、活着率(ブルドーザー溝堀植林方式)は少々低かったようです。しかし今回の穴掘りポット苗方式方案は現地の地面にマッチングしているようであり活着率の向上が大きく期待できるのではないでしょうか。
2日目以降は別隣地での植林をする。大きな砂丘と低地が波のようにうねっている、はるか地平線まで続くと思われるほど広大なる砂漠地だ!初めて見る大砂漠にビックリ。これがかつて大草原だったなんて信じがたい。こんなところに植えて本当に育つのか!しかし良く見ると低地にはほんのかすかに雑草があるではないか、この限られた領域に先日まで学習した方法で松とアカシヤのポット苗を植林した。
菊地会長の砂漠セミナーと現地作業を通して言える事は
最後に20代〜60代層までのボランテイアの方々と一緒に砂漠植林をしながら日常とは異なる会話をすることで、脳細胞に心地よい刺激を受けさせていただきました事に感謝。また、大部隊を効率良くスケジューリングされた事務局の方々及びエコツアーのスタッフの方々に深く感謝するものであります。
記:貝吹 繁雄(2006-09-27) |