都市対抗野球 東海地区2次予選第87回都市対抗野球大会東海地区2次予選(日本野球東海地区連盟・毎日新聞社主催、ミニミニ・ミニテック協賛)は1日、愛知県の岡崎市民球場で第2代表決定戦が行われ、県勢のホンダ鈴鹿(鈴鹿市)が、今大会の第1代表決定トーナメント準決勝で敗れたヤマハ(浜松市)と再び対戦した。3投手の継投と大城戸匠理(しょうり)選手の活躍で接戦を制し、2年ぶり21回目の本大会出場を決めた。代表決定チームから選ばれる優秀選手賞には、大城戸選手が輝いた。【佐野裕】 継投で逃げ切る ▽第2代表決定戦
ホンダ鈴鹿
(ホ)平井、藤本、鹿沼-飯田 (ホンダ鈴鹿は2年ぶり21回目) ホンダ鈴鹿は先発の平井克典投手が立ち上がりを攻められ、2点を奪われる苦しい展開。三回にも失策絡みでリードを広げられた。 五回、先頭の山足達也選手が左前打を放つと、犠打で二塁へ。続く庄司輔(たすく)選手の右越え二塁打で1点を返し、2死後、大城戸選手の右前打で1点差とした。七回には、2死二塁から再び大城戸選手が中前打を放ち、追いついた。 九回には右前打の飯田大祐選手が犠打で二塁に進み、さらに安慶名舜選手が安打で続いて1死一、三塁の勝ち越し機をつかんだ。打撃好調の大城戸選手が中前打を放って決勝点を挙げた。 投げては平井、藤本瞬、鹿沼圭佑の3投手の継投で逃げ切った。最後の打者を三振で打ち取ると応援席からテープが投げられ、代表権を獲得した選手たちを祝った。 「意識せず」好救援 ○…「最後の打者を打ち取った瞬間、ぐっときた」。今大会初登板でチームを勝利に導いた抑えの鹿沼圭佑投手(28)は、1点を追う六回に登板。「意識はしなかった。『丁寧に丁寧に』の気持ちで投げた」。持ち前の制球力でヤマハ打線を封じた。九回裏には先頭打者に安打を許したが、「変に意識すると悪い流れになる」と最後の打者を三振に仕留め、試合を締めた。「本大会は平常心で頑張る」と冷静な投手が笑顔を見せた。
《追記》 毎日新聞 三重版(2016-06-02) |