ホンダジェット 日本人顧客1号は日本通信・三田会長
購入は「分割払いだよ」

 ホンダが開発した小型ジェット機「ホンダジェット」の日本人顧客第1号が、日本通信の三田聖二会長だったことが7日、分かった。ホンダジェットは、今秋にも米国で納入が始まる見通しだ。

 ホンダジェットは、北米や欧州で、100機超を受注している。

 ただ、日本人の予約がないと知った三田氏は「(日本企業が開発したのに)日本人が一人も買わないのは問題」だと奮い立ち、すぐに個人で予約したという。

 米国での生活が長い三田氏は、すでに小型飛行機2機を保有しているが、「最高高度(約1万3千メートル)、最高速度(時速778キロ)とも優れている」とホンダジェットの性能を高く評価した。ホンダジェットの価格は450万ドル(約5億4000万円)で、年収1億円超の三田氏も、購入は「分割払いだよ」と笑った。

 ホンダジェットの日本での販売時期は未定だが、情報通信技術(ICT)関連で政府に出向くことも多い三田氏は「(機動的に働くために)内閣でもホンダジェットを1、2機買うべきだ」と熱心に勧めている。

sankei.com(2015-09-08)