ホンダ、ブラジルで風力発電 車生産の電力量相当ホンダは24日、ブラジルで風力発電事業を始めると発表した。同国内での年15万台の四輪車生産に必要な8万5千メガワットをすべてまかない、二酸化炭素(CO2)排出量を2200トン以上減らす。ブラジルの自動車業界で初めての試みだという。総投資額は1億レアル(約50億円)で、2014年9月に稼働する計画だ。 風力発電事業会社を新たに設立した。南部リオグランデドスル州シャングリラ市に土地を確保。今年半ばに工事を始める。タービン9機を導入し、合計で1時間当たり10メガワット程度の平均発電量を想定している。
シャングリラ市は、四輪車工場のあるサンパウロ州スマレ市の約1千キロ南にある。発電した電気はいったん送電網に乗せて、工場近郊で受け取る。ホンダは全世界で販売する製品の二酸化炭素排出量を20年までに、00年比で3割低減するとの目標を掲げている。
《追記》 nikkei.com(2013-04-25) |