<Q>
 断片化を解消するためにデフラグを実行する
<< Win.98/Win.Me:安定化・高速化=その6= >>


<A>
 Windowsを使い続けているとシステムの断片化が起こる。これを解消するためにはデフラグを実行する。
《注-1:デフラグとは⇒ハードディスク最適化ツール。ハードディスク上のデータが記録されている位置を配置し直すことで、読み書きを高速化する。》
《注-2:断片化とは⇒ハードディスク内のファイルが連続した領域に保存されず、あちこちに散在してしまう現象。断片化が進むとファイルへのアクセス時間が長くなりWindowsが遅くなる。》


 Windowsを使用していると、ハードディスクに「断片化」が起こる。断片化がひどくなると、ソフトの起動速度が遅くなり、動作が不安定になってくる。これを実行するには「デフラグ」を実行し断片化を解消する必要がある。断片化はWindowsを使っていると必ず起こるものなので、定期的に行うことでWindowsを安定して使うことが可能になる。

 《 対応 》
   
 「スタート」をクリック
⇒「プログラム」をクリック
⇒「アクセサリ」をクリック
⇒「システムツール」をクリック
⇒「デフラグ」をクリック
⇒デフラグが起動したらデフラグを実行するドライブを右図部の”▼”で選択する
⇒「設定」ボタンをクリック


   

⇒上図が表示される。上図部の”最適化の方法”と部の”上記オプションの有効期限”を選択する
⇒「OK」をクリック
⇒最適化を開始。最適化が完了したら画面の指示に従う。
(参考:所要時間は私の6GBのハードディスクで60分、20GBの外付ハードディスクで120分要した。)

《 重要ポイント 》
”デフラグ”はハードディスクの内容が変更されると、その時点で再起動され、最初から動作を始める。特にウィルス対策ソフトなどの常駐ソフトが起動してしまうと, いつまでたっても終わらないということになる。これらを解消するためには、”Safe Mode”で実行するのが一番確実。

Safe Modeで起動するには 》
「スタート」をクリック⇒「ファイル名を指定して実行」をクリック⇒「名前」の欄に「msconfig」と入力し「OK」をクリック⇒「システム設定ユーティリティ」が起動する、「全般」タブにある「詳細設定」ボタンをクリック⇒「アドバンストラブルシューティングの設定」が開いたら、その中にある「スタートアップメニューを使用可能にする」にチェックを入れる⇒「OK」をクリック⇒再起動する。

以後、起動時に毎回スタートアップメニューが表示される。この時”Safe Mode”で起動するには、キーボードの”↓”キーで”Safe Mode”を選択し、”Enter”キーを押す。”Safe Mode”が起動し、初期画面が表示されたら、「スタート」をクリックして上記と同じ手順で「デフラグ」を起動する。デフラグが終わったら、「スタート」をクリックして「Windowsの終了」を行う。

なお、PC起動時”Safe Mode”を使用しない場合は、スタートアップメニューが表示された時、キーボードの”Enter”キーを押すとすぐ次に進む。”Enter”キーを押さない場合は30秒間スタートアップメニューを表示した後、次に進む。

記:大澤 敏夫 (2002-10-11)