<Q>
 パソコンの動作が"遅くなった"


<A>
 パソコンを購入して3年になる。
 つい最近になり極端に動作が遅くなる。
 今までは、動作が遅くなると最適化を行うのが唯一の対応策だった。 しかしこれでは対応しきれなくなってきた。 まだ買い替えの時期ではないし、対応策を検討した。
《注:》使用しているパソコンは、CPU:PentiumU350MHZ、メモリ:128MB、 HD:6.4GB(空き容量はまだ1GB以上ある)、 基本OS(Operating System):Windows98/Me。

 Windowsは、アプリケーション(Application:応用)ソフトをインストールしていくごとに次第に動作が重くなり、不安定になっていくOSだ(注:WindowsXPはそれが解消)。そのため、Windowsをインストールした当初は快適に動作していても、使い続けていくうちに次第に起動時間が遅くなったりエラーが発生しやすくなる。その最大の原因は、Windows内部に不要なファイルが過剰に蓄積されることにある。

 <対策-1:「ディスククリーンアップ」で不要ファイルを削除>
 起動は「スタート」メニュー⇒「プログラム」⇒「アクセサリ」⇒「システムツール」⇒「ディスククリーンアップ」を選択、起動したら「ドライブ選択」(注:通常は"C"ドライブを選択)をして「OK」をクリックする。⇒「ディスククリーンアップ」が起動する。「削除するファイル」表示の全てに"チェック"を入れる。「OK」ボタンをクリックする。

 <対策-2:「デフラグ(最適化)」でファイルの断片化をメンテナンス>
 ハードディスクにファイルを保存する場合、最初は連続した領域にデータが書き込まれるが、使用していくうちに、だんだんファイルは分割されて格納されてしまう。ファイルが断片化すると、ファイルを読み書きする際にディスクアクセス効率が悪化し、パフォーマンスが大幅に低下してしまう。
 起動は「スタート」メニュー⇒「プログラム」⇒「アクセサリ」⇒「システムツール」⇒「デフラグ」を選択、起動したら「ドライブ選択」(注:通常は"C"ドライブを選択)をして「設定」をクリックする。⇒「ディスクデフラグツールの設定」が起動する、「最適化方法」として「プログラムファイルを整理して、プログラムの実行速度を速くする」に"チェック"を入れる。「上記のオプションの有効期限」として「デフラグを実行するたび」に"チェック"を入れる。「OK」をクリックする。(
  注:最適化に時間がかかるが我慢して待ちましょう


 <対策-3:使わないソフトを削除>
 「後で使うかもしれない」と使わないソフトをそのままにしておくのはハードディスクの容量を無駄にしているにすぎない。必要になったとき改めてインストールすればよい。
 起動は「スタート」メニュー⇒「設定」⇒「コントロールパネル」を選択する⇒「アプリケーションの追加と削除」を選択⇒「アプリケーションの追加と削除のプロパティ」が起動する。現在インストールされているソフトの一覧が表示される。削除対象のソフトをクリックし、「追加と削除」ボタンをクリックする⇒「ファイル削除の確認」が表示される、「OK」をクリックしてアンインストール完了となる。

記:大澤 敏夫 (2001-12-29)