ホンダはインドで小型車「ブリオ」を３９万５０００ルピー（約６１万円）で発売した。排気量は１２００ｃｃ。価格を抑えるため現地で鋼板やエンジン部品を調達したり、現地部品会社との取引を増やして現地調達率は８０％。将来は９０％まで高める。同社の主力車「シティ」は２０１０年に約５万台の販売実績があり、ブリオでも同規模の販売を目指すという。

　ホンダのインドにおける１０年度の販売シェアは約２％。低価格小型車の投入でシェア拡大を目指す。現地ではトヨタ自動車も同クラスのハッチバック「エティオス」を６月に発売したほか、韓国・現代自動車の「ｉ１０」や印タタ・モーターズの「インディカ」、トップシェアを握るマルチ・スズキなどが売れ筋車をそろえており、販売競争は激化している。

nikkan.co.jp（2011-09-30)