インドの二輪生産、年1千万台に拡大へ…ホンダ

ホンダは21日、経済成長が著しいインドでの二輪車の現地生産を今後10年間で約6倍の年間1000万台に拡大する方針を明らかにした。

 2013年までに2工場を新設し、その後も2年ごとに工場を新設する方針で、総投資額は500億円に達するとみられる。

 ホンダは、日本などの先進国では排気量400cc以上、価格は40万円以上の高付加価値二輪車を製造・販売し、新興国では排気量100〜150ccで価格は10万円前後の廉価版の二輪車を手がける方針を打ち出している。インドの体制強化はこの一環で、インドでのシェア(占有率)は、現在の14%程度から5割に引き上げることを目指す。

 インドの二輪車市場は所得水準の向上などで、10年の1132万台から、20年には2000万〜2500万台に膨らむと予想されている。

読売新聞(2011-06-22)