ホンダの業績予想、営業利益64・9%減

 ホンダは14日、2012年3月期の連結業績予想を発表した。

 東日本大震災に伴う減産や円高などにより、本業のもうけを示す営業利益が前期比64・9%減の2000億円、税引き後利益も同63・5%減の1950億円と大幅に減少する見通しだ。売上高も7・1%減の8兆3000億円で減収減益を見込む。自動車の販売台数は6・0%減の330万台としている。

 同社は営業利益の減少の要因として、売上台数の減少(1192億円減)や円高の影響(910億円減)、原材料価格の高騰(800億円減)などを挙げた。為替レートは、前年度より6円円高の1ドル=80円を見込んでいる。

 ただ、自動車の生産については、部品不足が徐々に解消されているため、国内は6月下旬に、海外は8〜9月にかけてそれぞれほぼ正常化するとの見通しを示した。

《追記》
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読売新聞(2011-06-15)