ホンダ、北米での生産正常化は「年末から来年初め」


 ホンダは2日、東日本大震災の影響で減産している北米での生産について、正常化は今年末から来年初めになるとの見通しを発表した。ホンダが主力とする北米販売が大きな影響を受ける情勢になりつつある。

 部品不足が深刻なため、北米6工場を今月3日から夏ごろまで週休4日にして、生産水準を震災前の5割程度に抑える。発売したばかりの小型車「シビック」の新型車の生産を絞るほか、今秋発売予定のスポーツ用多目的車「CR―V」の新型車の投入を約1カ月遅らせる。

 日本から輸入している小型車「フィット」なども販売店に出す量を大幅に抑える。(ニューヨーク=山川一基)

asahi.com(2011-05-03)