1月新車販売:プリウス首位転落 21カ月ぶり フィットが逆転


 1月の車名別国内新車販売台数で、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」が1年8カ月ぶりに首位から転落したことが1日、分かった。プリウスの約1万4000台に対し、ホンダの小型車「フィット」が約1万5000台となり、軽自動車を含めてもトップになった公算が大きい。

 プリウスは昨年9月のエコカー補助金終了後、前年実績を下回る状況となっており、1月も前年同月比で約4割減らした。フィットは昨年10月にHVを追加。国内のHVで最も安い159万円からの価格で人気を集め、前年同月比で約1割伸びプリウスを逆転した。

 トヨタが燃費性能を高め、昨年12月に全面改良して発売した主力小型車「ヴィッツ」にプリウスの顧客が流れた面もあるとみられる。フィットが軽自動車を含めた台数でトップになれば2007年12月以来。

 車名別の販売台数は4日に業界団体が発表する。

mainichi.jp(2011-02-02)