「無限」社長、実刑確定へ 脱税事件で上告棄却


 自動車エンジンメーカー「無限」(埼玉県朝霞市)の法人税約10億円を免れたとして、法人税法違反罪に問われた同社社長、本田博俊被告(68)の上告審で、最高裁第1小法廷(横田尤孝裁判長)は27日までに、社長側の上告を棄却する決定をした。本田社長を懲役2年とし、法人としての無限を罰金2億4千万円とした二審・東京高裁判決が確定する。

 本田社長はホンダ創業者の本田宗一郎氏の長男。二審判決によると、本田社長は元監査役らと共謀、架空の材料費を計上するなどして所得を隠し、1997年から2000年にかけて計約10億円を脱税した。

nikkei.com(2011-01-28)