太陽規模の恒星、4分の1に地球大の惑星


 太陽ほどの大きさの恒星の4分の1に、地球型の惑星があることが東京工業大の井田茂教授ら日米のチームの観測からわかった。今回、観測できたのは恒星の近くを回る惑星だけで、恒星から遠い惑星まで含めると、さらに増えそうだという。生命がいそうな惑星が見つかる可能性も高まった。

 観測結果は29日付の米科学誌サイエンスに掲載される。

 チームは、ハワイにある口径10メートルの望遠鏡で5年かけ、太陽に近い大きさの166個の恒星を観測した。このうち22個に、地球の3倍以上ある惑星が33個あった。3倍未満の惑星は観測できないが、惑星の重さと数の関係から計算すると、恒星の23%に地球の半分〜2倍の重さの惑星が存在すると考えられるという。

 惑星がある恒星は、惑星の重力でわずかに揺れる。その揺れによって地球から見る恒星の色がわずかに変わる。この色の変化を調べ、惑星の重さや軌道を計算した。

 井田教授は「太陽系外の惑星についての初めての統計的なデータだ。23%は最低値で、むしろ太陽のような恒星は地球サイズの惑星を持っているのが普通なのかも知れない」と話した。(東山正宜)

asahi.com(2010-10-29)