高速道路の速度規準を引き上げ、変更42年ぶり


 警察庁は19日、高速道路と自動車専用道路の規制速度について、現在は60〜80キロの区間で安全が確保されている場合は、上限を100キロとして約10〜20キロ上げることを決めた。

 高速道路などの規制速度の基準変更は42年ぶりで、対象となる全国約2万キロの路線を全国の警察本部が現地調査した上で変更地点を決める。

 道路交通法では高速道路の規制速度を上限100キロと規定。都道府県公安委員会ではこれを踏まえ、交通量などを考慮して上限速度を決定していたが、インターチェンジ間で画一に速度が決められていた。新基準では、見通しや曲線半径の大きさを考慮し、実態にあった速度を設定する。

読売新聞(2010-08-19)