都市対抗野球:ホンダ7年連続本大会出場 
南関東第2代表

 第81回都市対抗野球は18日、南関東は埼玉県営大宮公園球場で第2代表決定戦があり、昨年の都市対抗を制したホンダがJFE東日本を零封、7年連続25回目の出場を決めた。

 ◇連覇向け出場切符

 ホンダが投打にスキのない試合運びをみせ競り勝った。

 2回戦で苦杯を喫したJFE先発の須田攻略は積極策で切り開いた。二回2死から初安打で出塁の多幡と川戸でヒットエンドランを敢行。左翼線二塁打の速攻で先制点を挙げて試合の流れを引き寄せ、諏訪部、大田が9残塁を築く粘りの投球で零封。エース筑川の調整遅れや長野のプロ入りの影響を感じさせない選手層の厚さをみせた。

 昨年の覇者の証しである「黒獅子」を左袖に縫いつけて臨んだ今予選。選手の気負い過ぎが目についた安藤監督は「笑顔」をベンチのテーマに掲げ「入れ込んでも仕方がない。いつもの力を出せば予選突破はかなう」と落ち着かせた。

 都市対抗連覇は1962年の日本石油(現新日本石油ENEOS、横浜市)以来、ない。48年ぶりの連覇に挑む権利を得た安藤監督は「まずは初戦突破。あとは今季のチームの目標『1への挑戦』に突き進むだけです」。チームの総合力に大きな自信と信頼を寄せた。【海老名富夫】

mainichi.jp(2010-06-19)