北関東自動車道:来年4月全線開通

 ネクスコ東日本は25日、建設中の北関東自動車道(延長約150キロ)が11年4月のゴールデンウイーク前に全線開通する見通しとなった、と発表した。現在工事中の佐野田沼インターチェンジ(IC)−太田桐生IC間18・6キロの工事が順調に進んだためで、東北道、常磐道、関越道が直結することになる。

 同社宇都宮工事事務所によると、工事区間にある5カ所のトンネルのうち、最後に貫通した足利市大岩地区の大岩トンネル(926m)の工事が予測より順調に進み、開通時期が早まった。

 現在、工事区間の進ちょく状況は約8割という。この区間の開通により、鹿沼ICから前橋ICまでの移動時間は、これまでより25分短縮され約90分になる。

 一方、これまで仮称だった足利IC(同市菅田町)が正式名称に決まり、佐野パーキングエリア(PA)は「出流原PA」となった。理由について同事務所の担当者は「佐野サービスエリアや佐野藤岡ICとの混合を避け、地元の要望に応えた」と説明している。【古賀三男】

mainichi.jp(2010-05-26)