ホンダ、米欧アジアで64万台リコールへ
 発火の恐れ

 ホンダは29日、パワーウインドーのスイッチの不具合で発火する恐れもあるとして、北米と欧州、アジアなどで計64万6千台をリコール(回収・無償修理)することを明らかにした。使っている部品が異なるため、日本でのリコールは実施しないという。

 同社によると、対象の車種は小型車「フィット」と小型セダン「シティ」。開いた窓から雨水が入った場合、配線の基板が腐食し、ショートする可能性があるという。国別では英国で約17万台、米国で約14万台、カナダで3万5千台など。

 南アフリカで1件、米国で2件の発火事故が起きた。今回の不具合との関係は不明だが、昨年発生した南アの事故では、車内の女児が焼死したという。

asahi.com(2010-01-29)