ホンダも米でリコール エアバッグ不具合でアコードなど5車種

 【ニューヨーク=小高航】ホンダは9日、エアバッグに不具合があるとして米国で「アコード」など5車種37万9000台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。同社によると、今回の対象車で具体的な事故例は報告されていない。米国でリコール問題への関心が高まる中、安全対策に万全を期す。

 対象は2001年と02年型のアコードや「シビック」「CR―V」など。運転席側のエアバッグの破裂時の空気圧が強すぎ、金属破片が飛び出す恐れがあるという。

 ホンダは同じエアバッグの問題で08年と09年に米国で2件のリコール(計44万台)を実施、今回は対象を拡大する。合計のリコール対象車は82万台強になる。前回までの対象車で1人の死亡を含む12件の事故が報告されているが、今回の対象車で事故は報告されていないという。

《追記》
  ☆本田技研工業情報「運転席用SRSエアバッグに関する市場措置(リコール)について」ここをクリック

nikkei.co.jp(2010-02-10)