二輪各社、中・大型の開発急ぐ
 ホンダやヤマハ発

 二輪車メーカーが中大型バイクの開発を急いでいる。ホンダは来年春までに新開発の大型車3車種を国内で発売し、ヤマハ発動機も中型の主力モデルを復活させる。小型では環境性能に優れる電動車を来年から順次投入し、新規の需要を開拓する。二輪車の国内需要は急速に縮小しており、製品ラインアップを見直し、市場の立て直しを図る。

 ホンダは空冷式のエンジンを搭載した「CB1100」や独自開発のAT(自動変速機)を採用した「VFR1200F」など大型3車種を開発した。欧米市場でも販売する戦略車として来年春までに順次投入する。

 ヤマハ発動機やスズキは400ccクラスの中型車を強化する。ヤマハ発は排ガス規制に対応できず、生産を中止している主力中型車「SR400」の規制対応モデルを開発、スズキも同クラスで新型の2車種を製品化する。

nikkei.co.jp(2009-10-11)