電気自動車、ホンダも参入
 米で環境規制強化の動き、対応急ぐ

 ホンダは電気自動車(EV)を開発し、2010年代前半をめどに米国市場に投入する。米オバマ政権が環境規制強化を打ち出しており、大手メーカーは排出ガスが出ないEVなどの販売を増やすよう求められる見通しのため。環境対応車では先行して普及し始めたハイブリッド車に続きトヨタ自動車、日産自動車を加えた国内3強が出そろい、米国のメーカーなども含めた競争激化が価格低下や普及を後押しする可能性がある。

 車の開発を手掛ける本田技術研究所(栃木県芳賀町)が既に作業に着手。10月開催の東京モーターショーで試作車を公開する。車体は軽自動車並みの大きさ。生産技術などを手掛けるホンダエンジニアリング(同)も10年をめどに同研究所の隣接地に設備を設け、グループを挙げて商品化を急ぐ。発売時期は市場動向などをみて決める。

nikkei.co.jp(2009-08-22)