6月の新車販売、「プリウス」初の総合首位

 
 日本自動車販売協会連合会などが6日発表した6月の車名別新車販売台数で、トヨタ自動車の「プリウス」が、軽自動車を含めた総合で、初の首位になった。

 プリウスの販売台数は前年同月の3・5倍の2万2292台。ハイブリッド車(HV)の総合首位も初めて。普通車・小型車が軽自動車を抑えて総合首位になったのは、2007年12月のホンダ「フィット」以来、1年6か月ぶりだ。

 5月18日に新型車が発売されたプリウスは5月の総合3位となり、6月下旬までに20万台を超える受注を獲得している。205万円からという低価格戦略に加え、環境対応車への買い替え補助制度の受け付けが始まったことも追い風になった。ホンダのHV「インサイト」も総合7位の8782台と健闘し、HV人気が鮮明となっている。

読売新聞(2009-07-06)