ホンダF1、旧チーム代表ブラウン氏に売却

 【ロンドン=村上研志】F1からの撤退を決めたホンダは6日、チームのすべての株式を旧ホンダチームの代表だったロス・ブラウン氏に売却したと発表した。伊・フェラーリのF1チームの技術トップとして黄金期を築いたブラウン氏も交渉合意を発表し、チーム名は「ブラウンGP」となることを明らかにした。今季開幕戦のオーストラリアGP(29日決勝)から参戦する計画。

 売却額は明らかにされていない。拠点は旧ホンダと同じ英南部のブラックリーに置き、ドライバーもジェンソン・バトン(英)とルーベンス・バリケロ(ブラジル)が引き続き務める。エンジンはメルセデス・ベンツ製で、ホンダはチーム名やエンジンなどから一切消えることになった。

 ホンダの大島裕志常務執行役員は「結果としてこれまで一緒に戦ってきたロス・ブラウン氏に売却することができて、非常にうれしく思っている」とコメントした。

《追記》
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asahi.com(2009-03-06)