埼玉県、ホンダと環境協定 中小の省エネ対策など

 埼玉県は5日、ホンダと環境分野で協定を結んだ。建設中の寄居工場(埼玉県寄居町)に設置予定のビオトープを使った環境学習や同社の人材を活用した中小企業向け省エネルギー対策支援などを協力して取り組む。ホンダが地方自治体と包括的な環境の協定を結ぶのは今回が初めて。

 協定は(1)埼玉県の重点施策「みどりと川の再生」の推進(2)温暖化対策(3)環境教育の推進――の3つが柱。知事公館(さいたま市)で開いた協定締結式には上田清司知事と福井威夫社長が出席した。

 会見の席上では上田知事が今後10年間で公用車を原則、ハイブリッド自動車など次世代車に切り替えるための予算を2009年度当初予算案に盛り込んだことを披露。自らも「ホンダのインサイトを個人的に購入した」と述べ、福井社長は「感謝している」と応じた。

 締結式後に知事が購入したインサイトの納車が行われ、福井社長が説明する姿も見られた。

nikkei.co.jp(2009-03-06)