ホンダ系の遊園地「多摩テック」、
9月で営業終了

 本田技研工業(ホンダ)子会社のモビリティランドは2月7日、東京都日野市にある遊園地「多摩テック」の営業を9月30日で終了すると発表した。営業の目的だった自動車/オートバイの普及促進の役割を、同社のモータースポーツ施設「鈴鹿サーキット」「ツインリンクもてぎ」が担うようになり、多摩テックは役割を終えたと判断したという。

 多摩テックは1961年に開園。広さ約12万m2の丘陵地に、子供が乗れるゴーカートや電動バイクなどのアトラクションを設置し、遊びながら交通ルールを学べる遊園地として営業してきた。1997年には温泉施設「天然温泉クア・ガーデン」も併設している。

 現在ゴーカートなどのアトラクションは、鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎにも設置している。多摩テックについては営業終了後、別途活用を検討していくという。温泉施設も同様に営業を終了する予定。なお9月末までは平常通りの営業を続け、これまでの入園客や周辺住民向けに感謝イベントを実施するとしている。

nikkeibp.co.jp(2009-02-09)