米新車販売17年ぶり低水準
 10月、31%減

 【ニューヨーク3日共同】米調査会社オートデータが3日にまとめた10月の米新車販売台数は前年同月比31・9%減の83万8156台となり、1991年1月以来、17年9カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。前年割れは12カ月連続。米最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が45・4%減、トヨタ自動車も23・0%減で、日米大手6社は軒並み20%以上の大幅減だった。

 サブプライム住宅ローン問題に端を発した金融危機の影響で個人消費の悪化が鮮明になっており、米実体経済の不振が一層深刻化する恐れもある。

 10月の販売水準が1年間続いたとみて年率換算すると、1983年2月以来、25年8カ月ぶりの低さとなる。  トヨタは6カ月連続の減少。9月の32・3%減に比べ、自動車ローンの金利を0%に引き下げる販売促進キャンペーンなどで下落率を縮めた。

 ホンダは25・2%減、日産自動車33・0%減、マツダ25・9%減、三菱自動車19・3%減。8月まではガソリン高で燃費効率が劣る大型車の販売減が目立ったが、消費者の買い控えが広がった9月以降は、日本勢が得意な小型車も売れ行きが低迷している。

kahoku.co.jp(2008-11-04)