ホンダ、英でも減産
 12月から「シビック」1割減

 ホンダは英国工場で主力小型車「シビック」を減産する。12月から来年春まで、生産量を当初計画に比べ約1割減らす。欧州で自動車需要が急減しているため生産調整に踏み切る。ホンダはすでに8月から米アラバマ工場で大型車を減産している。日本車メーカーによる小型車の減産計画が表面化したのは初めてで、金融危機に伴う生産調整の動きが、燃費の良い小型車にまで広がってきた。

 減産するのはシビックの3ドアと5ドアタイプ。英ウィルシャー州にある第2工場を1日2交代勤務から1交代に移行する。今年度は当初、第1と第2工場で合計約22万8000台を生産する計画だった。今回の減産に伴い、12月から来年春までの生産量は計画に比べ約2万2000台減少。今年度の生産は前年度より4万台少なくなる。工場の雇用は維持する方針だ。

nikkei.co.jp(2008-10-28)