ホンダ、インドに車開発拠点 新興国向け生産

 ホンダは2009年にもインドに自動車の研究開発拠点を新設する。現地の部品やデザインを取り込むほか、調達や設計業務も手掛ける。日米欧では金融危機や景気低迷で自動車需要が軒並み落ち込んでいる。ホンダは成長性が高い新興国のニーズに合った開発体制を構築し、シェア拡大を目指す。スズキ、日産などもインドを開発拠点として活用する考えで、同国で蓄積した低コストの開発・生産手法を世界での競争力向上につなげる動きが加速してきた。

 ホンダはインドに二輪車の研究開発拠点を持つが四輪車は初めて。海外の自動車開発拠点は米、英、独、タイ、中国に次ぐ6カ所目となる。(ニューデリー=稲井創一)

nikkei.co.jp(2008-09-26)