ホンダが新エアバッグ、
ドライバーを0.02秒で保護

 ホンダは18日、衝撃からおよそ0.02秒で保護性能を発揮できる新型の運転席用エアバッグを開発したと発表した。エアバッグに渦巻き状の特殊な縫製を施し、ガスがバッグ全体に行き渡らないうちから乗員を衝撃から守れるようにした。バッグが開いて機能するまでの時間を従来よりおよそ3割短縮し、バッグによる乗員への衝撃も和らげたとしている。11月に発売予定の軽自動車「ライフ」から搭載する。

 バッグが開いた後の排気を始めるタイミングもこれまでより遅らせ、高い保護性能を維持できる時間を約4倍の0.04秒間に拡大した。瞬間的に広がるバッグが運転者側に飛び出しすぎないように内圧と展開を制御することで、保護時の衝撃を和らげた。

《追記》
  ☆本田技研工業情報「世界初、運転席用 i-SRSエアバッグシステム<連続容量変化タイプ>を開発」ここをクリック

nikkei.co.jp(2008-09-18)