ホンダの広州工場、大雨で操業停止
生産・販売に影響も

 6月初めに中国南部の広東省広州市を襲った大雨で、ホンダの現地工場が麻痺(まひ)している。乗用車を生産する広州汽車集団との合弁会社「広州本田汽車」(広州ホンダ)が3日から第1工場の操業を停止。同市にある東風汽車集団(湖北省)とのエンジン合弁工場も製造をストップしている。主力拠点が大きな被害を受けたことで、今後の中国での生産・販売計画に影響が出る可能性がある。

 広州市では2日夜、1時間に130ミリを超える激しい雨が降り、市内の各地で洪水が発生。広州ホンダの第1工場では付近を流れる河川の水があふれ、工場の北側の壁が約80メートルにわたって崩壊。車体組み立てラインが浸水した。

nikkei.co.jp(2008-06-06)