ホンダのカブ、累計生産6千万台に
 世界最多記録を更新

 新聞、郵便の配達や飲食店の出前など、業務用バイクとして根強い人気のあるホンダの「スーパーカブ」(排気量50、90cc)の累計生産台数が、6千万台に達した。今年で発売50周年。基本設計を変えていないエンジン付きの乗り物としては、世界最多の記録という。

 スーパーカブは、ホンダ創業者の故本田宗一郎氏らが開発を進め、58年8月に発売された。そば屋が片手で出前のそばを持っても運転できるような、使い勝手の良さを追求。左手のクラッチ操作なしで変速できる「自動遠心式クラッチ」などを搭載し、海外でも大ヒットとなった。

 現在、国内では熊本製作所(熊本県大津町)で生産、のべ160カ国以上で販売されている。累計生産は92年に世界最多の2千万台を達成。記録を更新し続けている。

《追記》
  ☆本田技研工業情報「「カブ」シリーズ、世界生産累計6,000万台を達成」ここをクリック

asahi.com(2008-05-20)