4月の米新車販売6か月連続減、 
トヨタの占有率は過去最高

 【ニューヨーク=池松洋】米調査会社オートデータが1日発表した4月の米新車販売台数は、前年同月比6・9%減の124万台と6か月連続で減少した。

 ゼネラル・モーターズ(GM)が16・1%減少するなどビッグスリーの落ち込みが激しく、3社の合計シェア(占有率)は47・5%と過去最低を更新した。原油高の影響で収益源の小型トラックなど大型車の低迷が響いた。

 一方、低燃費車に強みを持つ日本勢は総じて好調で日米で明暗を分けた。トヨタ自動車の販売台数は3・4%増で、GMに次ぐ第2位。ホンダは6・3%増、日産自動車も6・7%増と販売を伸ばした。トヨタのシェアは過去最高の17・5%に達し、GMとの差は3ポイントまで詰まった。

読売新聞(2008-05-02)