スーパーアグリ、F1参戦継続がピンチ…
売却交渉が決裂

 自動車のF1世界選手権に出場しているスーパーアグリF1チーム(鈴木亜久里代表)と同チームの買収交渉を行っていた英国の自動車産業コンサルタント会社、マグマ・グループとの交渉が打ち切られ、参戦継続がピンチに陥ったことが分かった。

 同チームが17日、明らかにした。

 資金難に陥っていたスーパーアグリは、マグマにチームを売却することで基本合意、細部の詰めを行っていたが、16日、マグマから一方的に交渉の打ち切りを通告された。「資金を負担する予定だったドバイの投資グループが、買収に興味を失った」のが理由という。

 スーパーアグリ側は「チームの将来を憂慮せざるを得ない事態に陥った」という声明を発表したが、チームにエンジンなどを供給、交渉に当事者として加わっていたホンダは「交渉継続に望みを持っている」とコメントした。27日に行われる第4戦スペインGPには予定通り出場する見込み。

読売新聞(2008-04-17)