1月の新車販売、2カ月ぶり増・ホンダ効果で小型車回復

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した2008年1月の新車販売台数は前年同月比3.7%増の24万1629台と2カ月ぶりで増加した。新車効果などで普通乗用車が引き続き好調に推移したことに加えて、前年割れだった小型乗用車が前年比横ばいにまで回復したことが寄与した。

 車種別では普通乗用車が15.1%増の9万8096台。小型乗用車は前年比横ばいの11万5761台となり、乗用車全体で6.4%増の21万3857台となった。

 小型乗用車をけん引したのはホンダ。トヨタ自動車(前年比13.7%減)や三菱自動車(3.0%減)、日産自動車(0.1%減)が振るわない中、ホンダは60.5%増と大幅増となった。新型フィットを07年10月に発売。自販連が発表している車名別新車販売でも07年11月、12月と2カ月連続で首位となり「売り上げ増に大きく貢献している」(ホンダ)。

 普通乗用車では三菱自が77.4%増、日産自が39.8%増、トヨタが18.4%増と台数を伸ばした一方、マツダが9.4%減、ホンダが0.2%減と伸び悩んだ。      

nikkei.co.jp(2008-02-01)