日米欧で燃費規制強化・技術総力戦

 【フランクフルト=後藤未知夫、ニューヨーク=武類雅典】地球温暖化問題の深刻化を背景に2012年以降、日米欧で相次ぎ自動車の新しい燃費規制が導入される。現行規制より大幅に厳格な内容で、クリアできるかはメーカーにとって死活問題。世界の自動車大手は低燃費技術の開発を急ぐ一方で、独ダイムラーなどが従来の枠組みを超えた提携に動き始めた。規制強化が環境技術の総力戦を各社に迫り、業界再編を促す可能性が高まってきた。

 「来るべきものが来た」。日本自動車工業会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)は新規制の衝撃をこう表現する。欧州連合(EU)は新車の二酸化炭素(CO2)排出量を1キロメートル走行あたり130グラム以下に削減することを求めている。低燃費化で先行する日本車でもクリアするのはトヨタのハイブリッド車「プリウス」、ホンダの小型車「ジャズ(日本名フィット)」など数車種だけ。ハードルは極めて高い。

nikkei.co.jp(07-12-24)