ホンダ、ブラジルで二輪車生産3割増強・年200万台に拡大

 ホンダはブラジルでの二輪車生産能力を2009年までに3割強増やし、年200万台程度に引き上げる。世界1、2位の二輪車市場である中国、インドを含めたBRICsは世界市場(年約4000万台)の約6割を占める。ホンダはインドでも生産能力を08年に1割増の年540万台、10年には4割増の年700万台に引き上げる計画。中国を含め今年約900万台に達した同社のBRICs3カ国での生産能力は09年に1000万台にのる見通しとなった。

 ブラジル北部マナウス市にある現工場の敷地内で建屋を拡張し、生産ラインを増やす。組み立てラインのほか、部品加工の能力も増強する。投資額は50億円程度とみられ、08年中に着工する。燃費効率を良くする効果がある燃料噴射装置を搭載する排気量125―150cc級の小型車を主に増産。コロンビアなど他の南米地域への輸出も拡大する。

nikkei.co.jp(2007-12-14)