2007年11月の米国新車販売台数は約118万台、
前年同月比は2カ月連続で減

 2007年11月の米国自動車市場は、新車販売台数が約118万台で、DSR(1日当たり販売台数)は前年同月比約1.6%減となり2カ月連続でマイナスとなった。

 米国メーカーでは、GM社(Saabを除く)が25万9270台で、DSRが前年同月比10.9%減。Ford Motor社(Jaguar, Land Rover, Volvoを除く)は16万8554台で同1.3%増となり、12カ月ぶりにプラスに転じた。Chrysler社は16万1088台で同2.1%減となった。

 日本車メーカーでは、トヨタ自動車が19万7189台でDSRが前年同月比0.3%増、ホンダは11万1431台となり同4.7%増、日産自動車は8万683台で同6.1%増、マツダは2万580台・同1.0%減となった。韓国車メーカーはHyundai Motor社が3万1883台で同12.2%増、Kia Motors社は2万4177台で同8.9%増となった。

 ホンダは、新型「Accord」の販売が前年同月比25.2%増となったほか、「CR-V」と「Fit」が11月として最高台数を記録し、「Civic」および「Civic Hybrid」の販売も前年同月比で二桁増となるなど、主にホンダブランドの乗用車部門が好調だった。日産は「Altima」(Hybridを含む)が11月として最高台数だったほか、「Versa」「350Z」などが前年同月比二桁増となり、ホンダと同様に乗用車部門が好調。日産ブランドのトラック部門は同1.0%増となったが、これは新型「Rogue」の追加によるもので、既存車では「Titan」が同2.8%増となった以外はマイナス成長だった。<<櫛谷 さえ子=日経Automotive Technology>>



techon.nikkeibp.co.jp(2007-12-04)