この冬は寒い? ラニーニャ継続の見通し 気象庁

 気象庁は10日、太平洋赤道域の海水温の監視速報を発表した。海面付近で東風が強くなるラニーニャ現象が継続し、「冬まで続く可能性が高い」とみている。

 ラニーニャ現象は4月に発生し、この夏は日本周辺に猛暑をもたらした。冬に発生した過去のケースでは、西日本で気温が平年より低くなる傾向があるという。

 最近では05〜06年の冬、ラニーニャ現象の影響で偏西風の蛇行が強まり、北極側の寒気が列島付近に南下し、日本海側に豪雪をもたらした。

 気象庁の最新の予報は11月まで出ている。11月は寒気が南下し、冬型の気圧配置が平年より早く現れるという。

asahi.com(2007-09-10)