クルマの燃費カタログ表示、実感に近く・経産省と国交省

 経済産業省と国土交通省は2日、自動車カタログなどに表示する燃費について、新方式による数値を7月から導入すると発表した。日常の走行に近い条件で測定したもので、燃料1リットルで走行できる距離をキロ単位で表示するのは従来と同じだが、従来に比べて燃費はおおむね1割程度悪化するという。

 新方式は「JC08モード」と呼ぶ。両省は燃料効率の表れやすい方式と位置づけており、消費者に燃費効率の良い自動車の購入を促す狙いがある。

 実走行に近づけた条件で測定するのが特徴。細かい速度変化で運転したり、エンジンが温まった状態だけでなく、冷えた状態からも発進したりする。走行距離や平均速度、最高速度などの条件も引き上げる。同一の車種でも、重量が異なる場合はそれぞれの燃費を表示し、より細かい比較も可能にする。2011年4月までは、新旧の方式を併記するとしている.

nikkei.co.jp(2007-07-03)