ホンダ、中国で現地調達率9割・08年北米並みに

 ホンダは2008年中に、中国での部品の現地調達率を9割に引き上げる。主力車「アコード」の新型車生産開始などに合わせ、部品の生産移転を加速する。北米とほぼ同水準の現地調達率とすることで、物流や関税などのコストを軽減する。低価格車市場で勢力を伸ばす中国の現地メーカーに対抗できる価格競争力を確保する狙いだ。

 ホンダは数年後の目標としてきた現地調達率8割を現在までに達成、新たに9割の数値目標を設定した。中国の部品関税率は平均10%超で、現地調達率が高まるほどコスト低減につながる。9割は上限とされ、一部の高機能部品を除き生産移転がほぼ完了する格好だ。トヨタ自動車や日産自動車の現地調達率は7―8割とみられる。

nikkei.co.jp(2007-05-27)