インド新工場への投資、ホンダが従来計画比2.4倍の580億円に

 【ニューデリー=小谷洋司】ホンダは2009年に稼働するインド小型車工場に、当初計画していた額の2.4倍にあたる約580億円を投資する。工場稼働時の年産6万台から同20万台に増産するための投資を上乗せした。インドでは同じ時期に日産自動車やトヨタ自動車も小型車に参入する。日系大手の大型投資が相次ぎ、現地最大手スズキや韓国・現代自動車を交えた小型車競争が激化する。

 北西部ラジャスタン州に計画する第2工場は、09年10―12月に稼働する見通し。従来は初期投資分として最大240億円を投資する方針を示していた。14年ごろを見込む年20万台までの増産投資を決めたことで、第1工場を合わせたインドの総年産能力を30万台に増やす道筋が固まった。

nikkei.co.jp(2007-05-05)