中央環状・新宿―池袋間12月開通…渋滞緩和に期待

 東日本高速道路会社や首都高速道路会社などが30日発表した2007年度の事業計画によると、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)のあきる野―八王子ジャンクション間(9・6キロ)が6月中に完成し、12月には、首都高・中央環状新宿線の新宿―池袋間(6・7キロ)も開通する。

 首都圏の環状高速道路網の整備が進み、渋滞解消が期待されそうだ。

 圏央道のあきる野―八王子ジャンクションが結ばれると、関越自動車道と中央自動車道が首都高速を経ずに接続され、並行する国道16号の渋滞緩和も期待される。

 また、ほぼ全線がトンネルとなる中央環状新宿線は、池袋―新宿間の開通で、東北自動車道や常磐自動車道方面と中央道が結ばれ、都心を通過する交通量が減る。

 首都高全体の渋滞を2割減らせる見通しだ。新宿―渋谷間は09年度に開通する予定だ。

読売新聞(2007-03-31)