広州ホンダ、50万台リコール 中国向けアコードなど

 ホンダの合弁会社、広州ホンダは、中国向けに製造販売した乗用車アコードなど約50万台に不具合があり、19日からリコール(回収・無償修理)する、と16日発表した。同社の累計生産台数100万台の半数に当たり、中国でのリコールとしては過去最大規模という。同社によると、日本や米国で生産した同車種のリコールも各国の法規に基づき近く発表する。

 リコール対象はアコード(03年1月〜06年12月製造)約42万台、オデッセイ(05年2月〜07年2月)約6万9000台、フィット(05年8〜9月)約1万1000台。

 アコードは、パワーステアリングのオイルホースが劣化してハンドルが重くなる可能性があり、オデッセイはパワステのポンプのボルトにひびが入って、ベルトがはずれたり、ハンドルが重くなったりするほか、エンジンが正常に動かなくなる可能性もあるという。フィットとアコード、オデッセイの一部は燃料ポンプのリレーに不具合が起き、燃料の供給ができずにエンジンが止まる恐れがあるという。

asahi.com(2007-03-17)