ホンダ、900円回答へ

 自動車業界では、ホンダが13日、組合側の月額1000円の賃金改善要求に対して900円を回答することを決めた。賃上げは2年連続で、昨年の妥結額を300円上回った。組合側も受け入れる見通しだ。同社は海外の需要増を受け2007年3月期に過去最高の連結売上高を見込むなど業績は堅調。だが、経営側は生産コスト増に伴う国際競争力低下への懸念が強く、満額回答は見送った。

 年間一時金については組合要求の6.6カ月分に満額回答する。経営側は業績が上向いた分は一時金の増額に反映させることを基本方針としてきた。

nikkei.co.jp(2007-03-14)