ホンダ、北米で販売好調 4〜12月期は過去最高益

 ホンダが31日発表した06年4〜12月期連結決算は、北米やアジアの乗用車販売などが好調で、売上高は前年同期比13.1%増の7兆9992億円と、6年連続で過去最高を更新した。円安による増益効果が1020億円あり、営業利益も同13.9%増の6016億円と2年連続で過去最高。当期利益も同10.2%増の4161億円で2年ぶりに過去最高となった。

 自動車事業の売上高は同12.2%増え6兆4583億円だった。世界的に小型車の比重が高まったことや原材料価格の高騰といった減益要因はあったが、自動車事業の営業利益は同14.6%増え4417億円。主力の北米では「アコード」「CR―V」などが好調で、同9万台増の133万8000台だった。

 また、ホンダは同日、第3四半期に17円の配当を行うと発表した。同社は昨年5月の改正会社法施行で可能になった四半期配当を導入しており、今回初めて実施する。

《追記》
  ☆本田技研工業情報「2006年度第3四半期 連結決算の概況」ここをクリック

asahi.com.(2007-01-31)