日本勢、スポーツ車投入加速・北米自動車ショー

 【デトロイト=鷺森弘】日本の自動車大手が新型スポーツカーを相次ぎ投入する。開催中の北米国際自動車ショーで、トヨタ自動車が高級車ブランド「レクサス」で最高出力500馬力以上のコンセプト車を公開。ホンダは2005年に生産を中止した「NSX」の後継車を披露し、マツダもスポーツタイプのデザイン車を展示した。高級感や走行性能の高さを売り物にし、ブランドイメージの向上を狙う。

 レクサスの新型スポーツカー「LF―A」は排気量約5000ccのV型10気筒エンジンを搭載、最高時速は約200キロメートル。コンセプト車だが「市場投入できる形に近づいている」(トヨタ)という。

 レクサスでは排気量5000cc、最高出力400馬力以上の性能を持つスポーツタイプの「IS―F」も公開。トヨタブランドでもハイブリッドシステムを搭載したスポーツカーを発表した。

 ホンダは高級車ブランド「アキュラ」で、V型10気筒エンジンを搭載するNSXの後継車を投入する計画。秋には試作品を公開し、2―3年内の製品化を目指す。

《追記》
  ☆本田技研工業情報「2007年北米国際自動車ショーで 「Acura Advanced Sports Car Concept」を発表」ここをクリック

nikkei.co.jp(2007-01-09)