「フィット燃費レポート」 その後

 「OB4年生」に進級予定の木田橋義之です。 「フィット」の燃費についてのレポートを3回お届けしました。 その後、1年近くが過ぎ、走行距離が13万キロを越えました。 驚異的な燃費に変わりはありませんが、20Km/Lの大台は切ってしまいました。 AT(CVT)の調整が燃費のキーを握っていることが分かりました。

 《前回報告》
    (2006.1.21)

走行距離
100,082 Km
給油量
5,036 L
燃 費
19.9 Km/L

 《今回報告》
    (2006.12.22)
走行距離
131,960 Km
給油量
6,803 L
燃 費
19.4 Km/L

 リッター20キロのメリットは余りにも大きく、10キロの差は、今までの走行分で、約6,000リッターのガソリンを節約したことになります。 これは立派な社会貢献ではないでしょうか。 燃料電池、太陽電池等の取り組みはホンダが自動車を越え、日本のエネルギーをリードする会社に大きく踏み出した感があります。
 
 今回は燃費に加え、今までのトラブル事例を報告します。
  1. 冷却水温度センサー(85,000km)
    走行中にメーターパネルの温度異常表示が点灯しました。 灯いたり、消えたり、最後は灯きぱなしになりました。 ボンネットを開けてラジエーター液を確認したら、液が大分減っていましたので補給しました。 1〜2日後に再び同じ現象が現れました。 ラジエーターからの洩れを疑いましたが、原因は温度センサーでした。
  2. リアーホイールベアリング(90,000km)
    走行中の騒音が大きくなり、ロードノイズぽいので、走行中に一時的にニュートラルにしても、変わらず、エンジン系でないことが分かりました。 マウント、ブッシュかベアリングかに絞られ、当社が担当する、マウント、ブッシュではないことが分かり、ベアリングASSYを交換してもらいました。 密閉式のはずですが、水が入って錆びたのが原因のようでした。 因みに、フロント側は負荷が大きく、丈夫に作っているとか。
  3. CVTジャダー(110,000km)
    AT接続時のジャダーが大きくなり、販売店さんで油圧系を調整してもらいました。 ジャダーは見事になくなり、感激しましたが、走行感覚が明らかにトルコンが滑っているような感じになり、これまでの燃費が一挙に20%も悪くなってしまいました。 これは大問題! 再調整をしてもらわなければと思っているうちに、何時の間にか改善され、10%くらいまで戻りました。 整備書を見ると、複雑な油圧回路の説明があり、マイコンが使われており、学習機能をもっているそうです。 その後、狭山工場内のサービスセンターに事情を話し見てもらいました。 記憶保持はちゃんとされているとか? 悪いところは油圧系統だろうが、ベルトだろうが全部交換してもらいたい心境です。

    次に
  4. タイミングベルト
    走行状態からベルトはもう少し大丈夫? とのこと、14万キロくらいでの交換を予定しています。
 以上がトラブル事例で全体として、大変満足しています。 次も「フィット」と決めており、08新モデルを首を長くして待っています。 新車購入時のアンケートに注文をつけたのは
  @リアスタイル
  Aホイールキャップのデザイン
だけでした。 Aのデザインは直ぐに改められました。 30年以上にわたって首位を独占し続けたカローラを破った唯一のモデル「フィット」の二代目はどんなスタイルでデビューするのか待たれる昨今です。

   ☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。

 小田原の「石垣山」を訪ねてきました。 秀吉の数ある「一夜城」の一つです。 300メーター足らずの城跡から立ち並ぶビルの合間に小田原城が見えました。 今から数百年前にこの城の中では突然姿を現した山城にびっくり仰天、“ああでもない、こうでもない”と議論が延々と続いた、これが「小田原評定」の語源とか! 秀吉は北条氏を屈服させ、信長の天下布武の構想は現実のものとなった。
 早川駅から往復2時間、みかん畑をぬって登る道には完熟みかんが落ちていて、そのお相伴に預かることができました。 かねて捜し求めていた「みかんの花咲く丘」の風情にも浸ることができました。

記:木田橋 義之(2006-12-25)