ホンダ、「軽」の車種拡充へ・社長表明

 ホンダの福井威夫社長は25日、日本経済新聞記者と会い、軽自動車の需要増に対応するため、車種を拡充する方針を明らかにした。軽の生産委託先で月内に子会社化する八千代工業については「開発面で連携を深め、能力増強も検討する」と語った。ハイブリッド車戦略では「北米生産も選択肢の一つ」とし、現地生産の可能性を示唆した。

 ホンダの軽自動車は「ライフ」「ゼスト」など4つの乗用車と「アクティ」など2つの商用車があり、合計6車種を持つ。福井社長は「今のままでは品ぞろえが少ない。軽に本腰を入れるため車種を増やしていく」と強調した。新型車の投入時期は未定だが、乗用車タイプを1―2車種追加する見通しだ。

nikkei.co.jp(2006-12-26)