日本車、環境対応で攻勢・ホンダは新型燃料電池車

 ホンダは先端技術を盛り込んだ環境対応車を相次ぎ投入する。発電装置を小型化した燃料電池車を2008年に日米で発売。世界で最も厳しい排ガス規制に対応したディーゼルエンジン車も3年以内に米国で売り出す。トヨタ自動車もハイブリッド車で燃費性能を高めた新型車を開発する。世界の自動車各社は需要が急増する環境車で激しい競争を展開。ホンダが攻勢に出ることで、環境車開発で日本の2強が先導する構図が鮮明になる。

 ホンダが開発した新型燃料電池車「FCXコンセプト」は発電装置の内部構造を抜本的に見直し、装置の容積を現行モデルと比べ2割縮小した。重量も3割軽減。装置を床下に納めやすくなり、室内空間が広がる。

《追記》
  ☆本田技研工業情報「次世代燃料電池車「FCX コンセプト」の走行を公開」ここをクリック

nikkei.co.jp(2006-09-25)