ホンダ、中国の広州第二工場の稼働を開始



 ホンダは、中国での生産・販売合弁会社である広州本田汽車(広州ホンダ)が、2番目の4輪車生産工場となる広州市の増城工場の稼働を開始したと発表した。総投資額は22億元(330億円、1元=15円換算)で、敷地面積が100万m2、第一工場である黄埔工場から20km離れた地区に位置する。新工場は年間生産能力が12万台で、黄埔工場でも生産している「Accord」を生産する。これにより広州ホンダの生産能力は、黄埔工場と合わせて36万台となる。

 新工場では「水のフル循環システム」を構築し、工場用水を処理した後、生活用水や清掃などに使うことで、工業用水の外部排出をなくした。また、塗装工程の下塗り・中塗りで水性塗料を採用し、ロボット化による塗着効率の向上によりVOC(揮発性化合物質)の排出量を20g/m2まで低減した。 <<櫛谷 さえ子=日経Automotive Technology>>

《追記》
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techon.nikkeibp.co.jp(2006-09-19)