ホンダの二輪合弁、インド北部に新工場

 【ニューデリー=小谷洋司】ホンダはインド北部に年産能力150万台の二輪車工場を新設する。現地合弁企業などが2010年までに190億ルピー(約480億円)を投資。100%出資の二輪子会社分を加えたインドの年産能力を約5割多い700万台に引き上げ、現地メーカーなどに対する優位を確立する戦略。ホンダは四輪車の増産計画も進めており、市場拡大が続くインド事業の拡充に弾みがつく。

 新工場をつくるのはホンダが26%出資するヒーローホンダ。首都ニューデリーから約200キロ離れた北部のウッタランチャル州ハリドワールに進出する。敷地面積は110万平方メートル。第一期として07年5月までに30億ルピーを投じ、年産50万台で操業を始める。第二期以降は関連部品メーカーなどの投資も見込む。

markets.nikkei.co.jp(2006-08-12)